ロケ候補地一覧

富山市中心部を流れる松川。川沿いに約2.5キロにわたって桜並木が続く。桜のトンネルを遊覧船が行き交う風景は、日本さくら名所100選に選定されている。両岸には遊歩道が整備され、28基の彫刻が設置されている。

富山市中心部をゆるやかに流れるいたち川は宮本輝の芥川賞受賞作「蛍川」の舞台。川の両岸に２キロにわたって桜並木が続く。多くの特徴ある橋が架けられ、川沿いにはお地蔵さんがいくつも祀られている。

その昔この地の池の主の大蛇が昇天した際にできたと言い伝えられている。明治期に滝への小道が作られた。昭和戦前に崖に不動明王が彫られ、観音像を安置した。朝に虹が立つことから、この名で呼ばれる。

富山市南部にある幅100mの砂防堰堤。立山連峰をバックに、滝のように水煙を上げて水が流れ落ちる。周辺には護岸や水路、吊橋などが整備されていて、両岸には小学校がある。500mほど下流の芳見橋から全景が拝める。

まっすぐに伸びるメインストリートの両脇に広がる畑は、緑の絨毯のよう。休憩所や花壇が整備されており、景観が美しい。敷地内のやや高台にある交流学習施設では、農業体験などの講座が開かれている。

おわら風の盆で有名な富山市八尾町にある旅館・宮田旅館は、格子戸、格子窓、のれん、看板等、昔の商人宿の雰囲気を残している。テレビ朝日系サスペンスドラマ(2010年)など、撮影履歴多数。

富山市婦中町にある、北陸随一のぶどう栽培からの一貫生産ワイナリー。見渡す限りのぶどう畑は圧巻。1927年設立。5haのぶどう園には、カフェ・売店もあり、ワインの直売もしている。

富山市北部の岩瀬地区にある展望台。地上約25メートル。展望階まではらせん階段で登る。かつて北前船の町として栄えた岩瀬のシンボル的存在。外観は地元の金比羅社の境内にある常夜灯がモデルになっている。

江戸後期建立の加賀藩代官の役宅。約1,600坪の敷地に当時の豪農民家様式の建物と土倉があり、庭も植栽が多く、落ち着いた雰囲気。住宅を含め主屋・表門・土蔵の３棟が国指定重要文化財になっている。

富山地方鉄道立山線の鉄橋。昭和12年竣工。世界でも有数の急流河川である常願寺川に架かる。長さ117mのアーチ橋の上を列車が颯爽と走っていく姿は絶景で、写真愛好家にも人気。

富山市中心部にある約300mの商店街。別名「がんこもん通り」。加盟する35店舗は、精肉店や造花店、食堂や昆布店などの老舗の店舗と、アートギャラリーなどの比較的新しい店舗とがありバラエティに富んでいる。

明治32年の創業より、幾度かの改装を経る。タイルや窓のデザインは昭和レトロな雰囲気。大改装前、浴室にあった細かく美しいモザイクタイル画は、現在、玄関と喫煙室を飾っている。銭湯だが、宿泊施設もある。

昭和11年創業。売薬の精神を今に受け継ぐ老舗の薬屋。自家製和漢薬製造販売や個人向け薬の調合もしている。帳場があり、昔ながらの薬袋や看板が並ぶ店内に入ると、タイムスリップした気分が味わえる。

江戸期より薬種商、売薬業で財をなした金岡家の歴史の館。越中薬業全般の資料が展示されている。住宅部は総檜造りで格調高く、静かな庭に面している。テレビのサスペンスドラマや、旅番組の撮影履歴あり。

十村役千石地主の豪邸で、映画、テレビ、ＣＭなど撮影履歴多数。屋敷は贅をつくした作りで、広大な敷地内には茶室や蔵が建つ。

国の有形文化財になっている閘門。昭和9年に建設された富岩(ふがん)運河とともに造られた。水位差2.5mを調整する。富山市のシンボルパークである富岩運河環水公園より、水上ライン(水上バス)で閘門通過もできる。

「おわら風の盆」で知られる八尾町にある、創業明治17年の老舗料理旅館。おわら観賞のためのお座敷や庭、二階の高欄など、かつて花街だった昭和初期頃の面影が今も残り、風情ある空間が広がる。

立山連峰をバックに、颯爽と電車が走る風景が特徴的。冬は特に空気が澄み、色彩のコントラストが美しく見える。下流にかかる落合橋から、平行目線で撮影することができる。

袋を掛けない無袋栽培は「呉羽梨」ブランドで全国に知られる。梨は台風回避のため谷間で点々と作られることが多く、地域一帯の栽培は全国でも稀。殆どの梨農家が減農薬のエコファーマー認定済。

中心部から程近い郊外、大きく開けた田園地帯に真っ直ぐな道路がいくつか走る。この辺から東南方向を見ると、呉羽山の向こうに立山連峰が見え、山々の重なりにより奥行きのある風景を望むことができる。

古い町並みが残る岩瀬地区の一角にある、天井の低い典型的な昭和の日本家屋は漆芸作家の住宅兼工房。障子戸や波ガラスの引き戸、狭く急な階段、コンクリートの三和土など、懐かしい昭和の香りを今に伝える。

古い町並みが残る岩瀬地区の一角、昭和を思わせるレトロな外観。住居内は改装されているが、間取りは建設当時のまま。複数種類ある木製のガラス引き戸は当時のものをそのまま使用しており、昭和の名残がうかがえる。

江戸期に北前船で賑わった岩瀬にある旧廻船問屋の伝統的家屋を、若手ガラス工芸家が住宅兼ギャラリーとして使用。重厚な造りは当時の繁栄ぶりを今に伝える。当時から残る土蔵を改修した工房も、独特の雰囲気がある。

江戸期は北前船で賑わい、今も古い町並みが残る岩瀬町。旧廻船問屋・土蔵群の一角にある酒販店は、土蔵造りの外観とモダンな店内とのギャップがおもしろい。店舗スペースの約半分を占めるガラス張りのセラーは壮観。